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背景
親友の一人である広島県出身の男が、転勤先のアメリカから電話をかけてきた。
「俺は、許せない」と語気を荒げる口調から察するに、かなり頭にきていることが分かった。
一体、何に対して許せないのか尋ねると、彼はこんな話を続けた。
「ワシントンDCにあるスミソニアン・アメリカ歴史博物館に行ってある写真を見た時、俺は驚愕した。その写真は、広島に原爆が落とされた後、離れ離れになった家族が、再び会える
ように祈りを込めて自分たちの避難先を記した板を撮ったものだった。しかし、そのキャプション
には、長崎の被爆者が…と紹介してあった。
所詮、アメリカ政府の認識なんてこんなもんだ。やるせない気持ちと、行き場のない怒りでいっぱいだ」と。
被爆二世というアイデンティティを持つ親友からこの話を聞いた後、僕の中で
ひとつの考えにたどり着いた。
「平和の意義を、全世界に再び知らせなければならない。一人の日本人として、一人の広告制作者として、一人の人間として」
趣旨
世界で唯一の被爆国である日本から全世界の全人類に対して、「核兵器廃絶」「戦争終了」「平和継承」のメッセージを伝える。
活動内容 (2005年から現在)
"Nobody talks, Nothing changes" 「誰も話さなければ、何も変わらない」
戦争や平和について自分の意見を継続して口にすることが、一人一人にできる平和継承である。
また、平和の意義をヒロシマから全世界の全人類に対して、核廃絶・戦争終了を目的としてメッセージを伝え続けていく。
この考えの基、平和継承プロジェクト “Peace Hiroshima(ピースヒロシマ) ”は、クリエイティブ・ディレクター/コピーライター木戸寛行(クリエイティブ・ユニットindependent主催:東京コピーライターズクラブ会員)を中心に2005年8月に発足。
CMディレクター中島信也氏をはじめ日本を代表する様々なクリエイターたちが、その考えに賛同しボランティアにて活動参加。広島市の全面的な協力を得て、ポスター、TVCM、 Webフィルム、WEBサイト、ショートフィルムを制作。
2005年からは、イベントを企画・実施。2008年にTCC賞、ACC銀賞、ギャラクシー賞グランプリ、2007年に消費者のためになった広告コンクール金賞、日本ウェブデザイナーズWEBデザインアワード審査員特別賞などをはじめ国内外で、様々な広告賞を受賞。広告賞をメイン・メディアにして、平和活動を続けている。
活動履歴詳細
【ポスター「腕時計」篇 (2005年制作)】
・広島市に寄贈
【TVCM「腕時計」篇 (2006年制作)】 演出:中島信也監督(東北新社)
・受賞歴:ACC CMフェスティバル 銀賞, TCC年鑑掲載, ギャラクシー賞CM部門入賞,
・広島平和記念資料館オフィシャルWebサイトオープニング映像(広島平和記念資料館)
・ 2006年3, 8月 朝日新聞に紹介記事掲載
・ 2006年8月 広島市と東京都渋谷の街頭大型スクリーン12ヶ所で放映
・ 日本家族看護学会 第13回学術集会 オープニング使用
・ 日本医業経営コンサルト学会 第11回広島大会 オープニング使用
【TVCM「No More」篇(2007年制作)】 演出:中島信也監督(東北新社)
・受賞歴:TCC賞, ACC CMフェスティバル 銀賞,ギャラクシー賞CM部門 グランプリ,
アメリカ モビウス広告賞, タイムズ アジアパシフィック広告祭メリット賞
・2007年8月 中國新聞に紹介記事掲載
【Webサイト コンテンツ「Balloon World」 (2007年制作)】
2007年に立ち上げた公式ホームページにて、アメリカ スミソニアン博物館の標記ミス(広島の被爆資料に「ナガサキ」と記載)を修正する為の署名を募った所、世界76カ国から3,818名の署名が集まる。署名はスミソニアン アメリカ歴史博物館、並びに在日アメリカ大使館に提出。(本コンテンツは現在休止中)
・受賞歴:日本アドバタイザーズ協会「消費者のためになった広告コンクール」金賞
日本ウェブデザイナーズ Webデザインアワード 審査員特別賞
・2007年8月 朝日新聞に紹介記事掲載
・2007年8月6日 きっこのブログに紹介記事掲載
【Web Film「犠牲者募集」篇 (2008年制作)】演出:中島信也監督(東北新社)
・受賞歴:TCC賞ファイナリスト
【Peace Event 「Peace Hiroshima 8・6 Lounge 2008」 (2008年実施)】
2008年8月6日、東京都港区銀座“砂漠の薔薇”にて、平和をテーマにした音楽イベント "Peace Hiroshima 8・6 Lounge" を開催。約300名の方々が参加。坂本龍一氏, 奥田民生氏, マット・テイラー氏から、開催に寄せる平和ビデオメッセージの後、ミュージシャン・DJ・VJ・フォトグラファー・キャンドルアーティストが結集し演奏・パフォーマンス・写真展を実施。
・参加アーティスト:ロバート・ハリス、Candle JUNE、西郡勲、ZIGEN、鈴木希依子(古舘プロジェクト)、NATA、上畑正和、内田ボブ、Miyu、DJ K.E.I(QUINTRIX)、Muthafunka、Char、黒田賢、池田一真、アラハマカズ、町田仁志、栗栖誠紀、角尾敦志
【Short Film「The Footprints of Peace Hiroshima」篇 (2009年制作)】
・ 2009年カンヌ国際広告祭 チタニウム部門出品
・ 2010年アドフェスト 360ロータス部門出品
【Peace Event 「Peace Hiroshima 8・6 Temple 2009」 (2009年実施)】
2009年8月6日、東京都新宿区“経王寺”にて、平和をテーマにした音楽イベント "Peace Hiroshima 8・6 Temple" を主催。静かなお寺の空間の中で、日々忘れがちな「平和の意味」を感じる時間を共有することに成功。秋葉広島市市長からの開催に寄せる平和メッセージを朗読。ミュージシャン・舞踏家・被爆二世のフォトグラファーが結集し演奏・パフォーマンスを実施。また、Peace Hirshima 5年間の活動軌跡をまとめたショート・フィルム「The Footprints of Peace Hiroshima」を上映。8月6日、当日、NHK総合「おはよう日本」番組内の中で、活動の様子が紹介されました。
参加アーティスト:
ロバート・ハリス、上畑正和、暁天、大西ツル、伊藤虹、宮角孝雄
